あなたは大切な人

2017年3月3日、耳の日に、私たち夫婦は結婚10周年を迎えました。

最近、夫との楽しい会話ばかりブログに載せておりましたが、順風満帆なように見せかけて、実は、霊的にはものすごく低空飛行でした。通販で何かを買い物をして、それが翌日には届く。祈りも感謝もせずに、こんなに簡単にお金と引きかえに物が手に入る時代に生きていて、私は大丈夫なんだろうか? そこから信仰がすべり落ちていったように思います。同期の友人に子どもが与えられたことを知り、私には子どもがいないことがすごく惨めに感じました。その友達と近々会うことになっているのに、何も聞いていなかったから。与えられていないものに注目すると、自分のしていることが、無駄で無意味に思えてくるのですね。私はずっと夫をサポートしてきたけれど、ひとりでは限界。教会でサポートチームを作ることを何回も夫に訴えたのに、夫は「今のままでいい」の一点張り。夫とは仲がいいけれど、この点だけは、私の気持ちをわかってもらえないと諦めていたし、神様の祝福の約束を疑っていました。

【日曜日】 2月26日の礼拝のメッセージは、神様に特別に造られた人間が、蛇の姿になったサタンに誘惑されて、どういう段階を踏んで騙されるかが実に詳細に、わかりやすく語られました。

「あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精練された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現わさないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって悔い改めなさい。」(黙示録3:17~19)

サタンは、男を神様から引き離すために、女に話しかけたのです。夫の態度について文句を言う前に、私が神様のほうに向き直らなければいけないと思いました。

夜になってから、夫の所属するメンズのリーダー、K兄弟に、メールを書きました。「礼拝後の交わり会で、夫が私から離れない理由をご存じですか。交わり会で話されている内容が聞き取れないからです。夫はがんばって礼拝に参加していますが、とても疲れるようです。一度、夫の話を聞いていただけませんか。」(実際はもっと長いメールでした)K兄弟は、このことを大事に受け止めて、牧師に伝えてくださいました。

【木曜日】 定例のウィメンズ集会後、エリヤ先生が私に声をかけてくださり、静かな場所で、ノートテイクに関する苦労話を聞いてくださいました。単純だなと自分でも思うのですが、話を聞いてもらっただけで、50%くらいは問題が解決したように思えました。また、「ご主人は、ゆきこさんがいれば充分なんですよ~」とニコニコして言われるのを聞いて、「えっ、そうなの? そういう意味だったの?! それなら、そう言ってほしいわ~」と目からうろこポロポロ。今まで、地上の視点で見ていたから、私たち夫婦の気持ちが離れているように感じていたけれど、天地を治めておられる神様の視点から見たら、私たちは尊い「ふたりでひとり」なんだよね。これこそ、いつも信仰を働かせていないと、一致は見えなくなってしまうんだ。家の書棚にある、結婚生活に関する本がまったく役に立たないことを悟った瞬間でした。男女の違いを受け入れるというのは、どちらかが我慢するとか、読書やメッセージを聞いて頭で理解するようなものではなく、体験を重ねて少しずつ、少しずつ身についていくものなんだと、11年目を前にして思いました。

【金曜日】 神様、疑ってごめんなさい。祈りは、長い間待たされることがあるけれど、必ず聞かれるのだと思いました。私が求めていたのは、子どもを産むことそのものではなくて、待ち望んでいたことが速やかに与えられることなのではないかと気づかされました。待たされているので、神様に嫉妬していたのです。(あれ、通販と何か関係がある?それはまたの機会に思い巡らすことにしよう。)そのままを神様に祈りのなかでお話して、妊婦である友達の家庭の祝福を祈りました。彼女がもうひとりの友達と、金曜日の夜に我が家に来てくれました。結婚記念日しか、3人の予定が合わなかったからです。私は友人のお腹のなかにいる赤ちゃんの祝福を宣言することができました。それだけで、私は心の中でガッツポーズ!イエス様の勝利です。夫は、友人2人がまだいる時間に、帰ってきてくれて、4人でお土産のプリンを食べました。

友人が帰ったあと、夫が2人で分け合うデザートを買ってきてくれていることを知ってびっくりしました!

【土曜日】 今度は「ご主人の話を聞きましょう」ということで、牧師夫妻と私たち夫婦、4人の話し合いが実現しました。私たちをお客様のように取り扱ってくださり、静かな会議室で、エリヤ先生は、忙しい中から1時間半も時間を使って、ホワイトボードにまとめながら、夫の話を聞いてくださいました。そこでまた、目からうろこがポロポロ。男性と女性のニーズは違うということ。聞きたいと思う情報が違うことです。「司会者の言葉、献金の祈り、会衆席からの祈りを文字化してほしい。それだけでいいと、妻に言ってあるんだが、難しいみたいで。なんか、そういうふうに、しつけられているんです。」夫の発言には、一同爆笑でした。

エリヤ先生は、「高尾兄弟が難聴者だとは知っていたけれど、お2人がこんなに努力をして礼拝に参加しておられることを初めて知りました。あまりにお2人が楽しそうなので、助けが必要だとは気づきませんでした。」こんなふうに言って、頭を下げてくださいました。毎週の礼拝で、私たちが負担に感じていた部分は、まったく別の観点、牧会上の理由から、4月からやり方を変えて行われることになっていると教えてくださいました。また、UDトークの認識率向上のための仕組みを、PA奉仕者と夫がチームとして検討していくことを提案してくださいました。そして夫が、口もとを読み取っていることを、6人のワーシップリーダーに伝えてくださるそうです。ありがたや~。今後、夫の他に聞こえのサポートが必要な人が出てきたら、ミニストリーを立ち上げることも視野に入れ、期間をおいて、また話し合いを持つことになりました。この10年で、ミニストリーの世代交代を感じていたのですが、クリスチャン1世によって土台がしっかり築かれているからこそ、変化に柔軟に対応できるのだな~と感銘を受けました。

【日曜日】 第1礼拝で、さっそく、エリヤ先生が、メッセージのレジュメを印刷して夫にくださいました。感謝!礼拝を途中で抜け出してマンション管理組合の理事会に出席(パソコンテイク)。副理事長になりました。家で軽いランチを食べたあと、また教会に戻り、今度は、K夫妻と私たち夫婦の4人で、交わりを持つときにどうしたらいいかというお話をしました。話しかけ方の実演もしました。この日は、夕方からリーダーズミーティングもあったので、さすがに後半は睡魔に負けました。

K兄弟のことばが、とても温かく、励まされたので、ノートテイクより抜粋します。

「高尾兄弟は、昔からいっしょにやってきた、かけがえのない人。今まで配慮が足りず、全く気づかなかった。みんなにもこのことを知ってほしい。たまには、静かな場所で、会合を持とう。教会は、建物ばかりじゃなくて、人間も大きくならないとね。でも、今わかったことが習慣化されるには、最低3週間かかる。すぐ忘れてしまって、言ってもらって、「あっ、そうだったんだ」って気づく。ぜひ、感じたことを伝えて。お話しできてうれしかった。高尾兄弟は、大事な人。一緒に年を取っていきましょう」

あ~~、イエス様!! 勇気を出して言ってよかった~!! なんて私たちは幸せなんだろう! なんて恵まれているんだろう! 結婚してから、私は、立ち続けてきたけれど、どんなにネガティブ思考だったか。そうであったとしても、御言葉を土台とした、前向きな言葉を常にかけ続けてもらってきました。イエス様を慕い求めて、喜びがあふれる、活気のある教会です。夫のように、「ここにいてくれて嬉しい」と教会の仲間に言ってもらえるクリスチャンの難聴者は、どのくらいいるんだろうか、と胸の痛む思いもしています。主よ、来てください!!

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