こ・と・お・と

先週、富山からの帰り、東京駅から電車に乗ったときのこと。

電車は混んではいなかったけれど、座席は埋まっていたので、私たちはドア付近に向かい合わせに立っていた。電車が走り出して、夫が私の向こうのドアの上についている案内表示に目をやり、私を見て嬉しそうに言った。

夫/ことおと。

私/ん?

夫/ことおと。

私/おとうと?

夫/ことおと。しながわ(品川)とおんなじ。

私/はあ・・・? ますますわからん。

・・・私も夫の視線をたどってみた。すると、電車が遅れた理由が流れている。

「・・・異音の確認の影響で一部電車の遅れが発生しております」

私/あのね。あれは、漢字で「ことなる・おと」と書くけれど、読み方は「ことおと」じゃないの。い・お・ん(指文字)と読むんです。

夫/それは、ア・ル・カ・リでしょ。

私/アルカリイオンは別の「いおん」よ。「異音」は、いつもと違う音のことなの。駅の名前じゃないのよ。(そういえば、イントネーションも違うと気づいたが、そこは説明しなかった)

夫/そうなのか。

私/どういう音なのか私にもわからないから、私の想像だけれど、電車が走っているときに、何か問題があると気づかせる音が出たので、うん?おかしいな、何があったのかなと思って電車をいったん停めて、原因を調べていた。このまま電車を動かしても問題無し、OK、それで電車が遅れたというわけ。(長々と説明)

・・・日本人で日本語をしゃべるけれど、耳から音が入ってこないっていうのは、こういうことなんだなと思わせてくれるエピソード。「異音の確認の影響」って、要約しすぎだと思う。聞こえない人にわかりにくいのでは?

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