横顔

月曜日のランチは、S子さんが我が家に来てくださいました。約14年前、私が人生の荒野をさまよっていたとき(振り返れば信仰の転機のとき)に、寄り添ってくださった、私より22歳年上の方です。何月何日だったのかはすっかり忘れてしまったけれど、築地のお寿司をごちそうになり、高級なパンツ(下着のほう)をいただいたことだけは鮮明に覚えています(笑)

その後、たびたびお話をするようになり、結婚式にお招きしました。結婚1年目に我が家を訪ねてくださって以来、ゆっくりお話するのは久々。会うたびに、「明るくなったよね。あのとき仕事を辞めてよかったね。結婚して本当によかったね」と言ってくださいます。

学生時代に、イギリスに滞在していたことがあるとは以前から知っていたのですが、そのきっかけが、イスラエルのキブツ滞在(4ヶ月)だったことを初めて知りました。イスラエルの理解や反応も、ひと味違っていて、私の話す内容が、人から聞いたことの受け売りで、自分の中で消化し切れていないことがバレバレです。フィードバックしてくださるのですが、「うーん、そのことを言いたいんじゃなくて~」というのがやっとです(+_+)もし、この話題だけで会話が終わるとしたら、なんだか尋問されているように感じて、勝手にS子さんが苦手になるところでしたけれど、そうならなかったことを感謝します。

ふと、私の中で、聞いてみたい質問が浮かび上がってきました。それで、ちょっと会話が途切れたときに、「キブツでは、安息日に、どういう過ごし方をしていたんですか?」と聞いてみました。

安息日(シャバット)。金曜日の日没から土曜日の日没まで仕事は休み。ユダヤ人は、安息日を神様を礼拝し、家族とともに過ごす日として、「しなければならないこと」ではなく、とても楽しみにしてその日を迎えます。安息日の間は、公共の交通機関も、お店もすべて休みになります。

S子さんは、地中海に沈む夕陽を見ながら、ひとりで神様を礼拝していたそうです。「砂漠」と「語る」という言葉が、ヘブル語では同じ語源だとイスラエルで学びましたが、まさにそれを体験していたのですね。仏教徒の家で育ったS子さんは16歳でイエス様を信じて、イスラエル滞在中に、はっきりと、神が創造主であるという確信を得たそうです。夜、砂漠にバスタオルを敷いて横になったこともあるそうです。砂風呂みたいに暖かいらしい。うらやましいなー。

ちょうどその頃、リビングのカーテンがピンク色に染まってきていました。「わー、富士山がきれいに見えるのね~」と言って立ち上がり、カーテンを開けて、オレンジ色の夕陽と空の雲と富士山を、しばらくの間、いっしょに眺めていました。その横顔が、美しかったです。

<ランチ> ロールじゃないキャベツ、雑穀ごはん、なつめやしと柚子のマリネ、イスラエルで買ってきたインスタントのスープ

<デザート>みかん、白エビせんべい


 

 

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