天にいます私たちの父よ①

日常生活に押し流されそうになりながらも、「障がい者と教会の集い」「クリスチャン手話セミナー」の余韻がまだ残っています。

障がい者と教会の集いの会場である横浜あゆみ荘は、いろいろな障がいを持つ方がともに時間を過ごせるようにバリアフリー設計になっています。

お風呂に入ったとき、洗い場のお隣に全盲のKさんと、彼女と同室のYさんがいらっしゃいました。Kさんの右手を軽く持って、「これがシャワー、これが固形せっけん」と、物の場所を伝えます。Kさんが「お隣はだあれ?」と言われたので、「要約筆記の高尾です」と自己紹介をしたら、私のフルネームを即答してくださいました。(^o^)
私は、電動式車椅子を使っているAさんと同じお部屋でした。部屋は、自動扉のボタンを押すとゆっくり開閉します。彼女は、ひとりでゆっくり歩く力が残っているので、お部屋のトイレは自分で行けるけれど、その他は、ずっと車椅子に座りっぱなし。膝の上には、こまごました生活用品が入ったバスケットを載せているので、からだの血行が悪くなって、硬直してしまうのだそうです。眠剤を飲んでも体を横にしても、なかなか眠ることができないという悩みを聞きました。

そんな悩みをご本人がどこかで口にしたのか、または神様のお告げがあったのかはわからないのですが、私と彼女が話をしていると、「こんばんは~」と3人のお客様がやってきました。先ほどお風呂でお話したKさんとYさん、そして初参加のIさんです。Kさんは張りのある江戸っ子風な声で、「Aちゃん、布団の上に体を楽にして横になってごらん」と言って、全身マッサージを始めました。経絡(けいらく)という筋を両手指の感触でとらえて、緊張している部分を指圧して、ゆるめていくのです。Kさんはベテランのあん摩さんで、かつてはホテルのお仕事で、食事以外7時間ぶっ通しでお客さんの予約が入ってた、高給取りの時代があるんですって。

私が、そんなに仕事をし続けて、あん摩さんは肩こりしないのか聞いたら、お仕事しているほうが、からだの調子がいいんですって。相互作用なんだな~。

おしゃべりしているうちにAさんが「汗かいてきちゃった」と言いました。

そのうちに、Yさんが、私の後ろ側に来て、あたたかい手を、両肩に置いてくださいました。【手当て】とはこのこと。その後、首・肩・背中を揉みほぐしてくださり、私はだらーんと脱力感あふれる、感謝な時を持たせていただきました。今年の夏は、もうお年寄りになってしまったのかと思うほど、あまりよく眠れなかったり、夜中に目が覚めたりしていたのですが、その夜はぐっすり眠ることができました。

翌朝、目が覚めて支度をしているときに、Aさんが言った言葉。(このときも部屋には2人だった)

「私、ここに来ても、なーんにもできないの。」

んー。そうなのかもしれないけど。本人はそう感じてしまうのだろうけど。彼女はとっても愛されている存在なんです。来年もお会いできるといいな。

ところ変わって、恵みシャレー軽井沢で開催されたクリスチャン手話セミナーでは、盲ろうの方が参加しておられ、早天祈祷会で賛美をしてくださいました。

♪シャロンの花 イエス君よ♪

神様だけを見上げて、神様の声だけを聞いて賛美を捧げる姿に、圧倒されました。

Mさんのコミュニケーション手段は点字と触手話(日本手話)。片方ずつ手を添えて、手や腕の動きを感じとるのです。よくわかるなあ‼  T先生(右)が、彼女に付きっきりで通訳。2人で歩くスピードがけっこう速いので驚きました。奥に夫も写っております。

私/今朝の手話賛美、とてもすてきでした。(見えず、聞こえず、で)どうやって歌詞を覚えるんですか?

T先生は、私が言い足りなかったことを補足し、ろう者に通じる表現に変換して伝えておられました。わずかに視力がある人は、拡大鏡とスキャナーを兼ねた機械を使って文字やイラストを読み取るそうです。そして、手話賛美を見てもらい、細かい調整をしていくそうです。そのようにして、Mさんは、礼拝で使う賛美歌全曲を覚えているのだそうです!

帰り際、Mさんに、こひつじクラブの点字版をお渡しするとき、初めて触手話を体験しました。彼女は右手の指で文字を追い、「めめめめ」と言って不思議そうな表情をされました。私は点字が読めないので、気がつかなくて、パンフレットを挟んでいたカバーページを渡してしまったのです。改めて彼女の手を取って、「ごめんなさい。間違えたので、少し待っていてください」と手話してから本物をお渡しすると、すぐに読み始めてくださいました。後ろを振り返ると、T先生が荷物をまとめて、すぐ出られるように待っていました。(ドキドキ・・・)

私だったら10秒もかからずにサ~ッと読んでしまう文章を、10分くらいかけて読み取ったあと、Mさんはにっこりほほえんで、「よい働きをしておられるんですね!」と言ってくださいました。私のぎこちない手話を読みとってくださり、本当にありがとうございます!

もうひとり、盲ろうの方がいらっしゃいました。Oさんは去年に引き続き2回目、今年はご夫婦で参加してくださいました。この方のコミュニケーション手段は、日本手話です。膝と膝をつきあわせるような、すご~く近い距離からなら手話が読み取れるので、講壇から語られた手話を彼女の前で再現するのを、通訳クラスのEさんが主に引き受けてくださいました。

♪人生の海の嵐

「見よ。兄弟たちがひとつになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。」詩篇133:1

Behold, how good and how pleasant it is for brethren to dwell together in unity! Psalms 133:1

↓ これ、何やってるんだっけ。全く覚えてない・・・。

セミナー終了後に、FacebookやLINEなどでシェアされた写真や動画を通して、私の席からは見えなかったあれこれを味わうことができて感謝です。

CIMG4775.JPG

広告