パートナー

日曜日の夕食にサラダを作り、器に盛り付けようと思って、戸棚を開けたら、

「あれ?」

真ん中の棚に重ねてあった、一番上の器が、割れていました。夫に見せに行くと、

「洗ったときは、なんともなかったよ」

と言っていました。すごーく細かい破片が、割れた器の下にあったので、夫が戸棚にしまってくれたときに、器どうしがぶつかったか、あるいは、扉をバタンと閉めた衝撃で、ぶつかって割れたか、したんだと思います。

聞こえる人なら、瞬間的に音が聞こえて、音から大体の状況がつかめて、「あっ、こりゃ割れたな~」と気づいて、器を始末するだろうけれど、家のなかで補聴器を外している夫には、家事をしている音も、自分が発する音も、なーーんにも聞こえないわけです。

戸棚のなかで、お皿が割れたままでいるのを発見できるなんて、難聴者と結婚したからこそだなあ~と思います。だから、私は、割れた断面をしみじみ眺めて、「こんなにきれいに割れるなんてすごい!👀」と感心していました。約9年半、よく働いてくれました!

ところで、話は日曜日の朝に戻ります。教会に出掛ける朝、私は、夫といっしょに行動するから大丈夫、と思って、家の鍵を持って出ませんでした。駅に着いて、改札を通ろうとして、お財布をテーブルの上に忘れたことに気づきました。

( ̄▽ ̄;)「あー!」

お財布を取りに家に戻りたいが、鍵がない。しかも、夫はまっすぐ前を向いて、改札を通って階段を降りて、ちょうど来た電車に乗って行ってしまいました…

どうしよう:twisted:💧

夫に、震える手でメール。

私/お財布忘れた。Suicaも現金も鍵もない。戻ってきてください!

持っているのは、教会の人におすそわけしようと思って、剥いて8等分した、梨。喉が渇いたら、お水は買えないけど、梨を食べてしのぐことはできる。返事を待つこと20分くらい。いつも夫は窓の外の電車を見ているから、メールを見る時間がないのかな?

夫/今、矢口渡(教会の最寄り駅)。

私/なんでもっと早くメールを見てくれないの?!

お財布と鍵を忘れたのは私なのだが、先に行ってしまい、メールを見てくれない夫に対して、怒りがこみ上げる。(あとで、電車の中で謝りました)

もう、夫は教会に着いてしまったのかな? 交番に行ってお金を借りられるか聞いてみようかと思ったとき、夫からメール。

夫/これから戻る。

私/うわーん。(T_T)ありがとう。待ってます!

待ってますと返事をしたので、メールをした場所から動かないことがお約束。以前、私は待ち合わせの場所を移動してしまい、夫から「銭形警部の気分だ」と言われたことがあるので。ぜにがた警部とは誰? アニメの登場人物で、ルパン三世をいつも追いかけている人のことですよ。

約20分後、夫は眉を八の字にして現れ、千円札1枚を私の手に握らせてくれました。そして私は切符を買い、夫は私が改札を通るのを見届け、電車に乗り、ふたりで礼拝に遅刻しました。世代別分かちあいのために、いつもよりメッセージが短めだったので、手書きで要約筆記をするには、ちょうどよい時間でした。

話は先週のクリスチャン手話セミナーに戻ります。3日目の早天祈祷会で、近藤先生がメッセージしてくださったのは、「ふたりは ひとりよりも まさっている」(旧約聖書 伝道者の書4:9)という箇所からでした。

いくら手話通訳が上手だと言われている人でも、初めて会う人の手話はスムーズに読み取れない。ろう者と聴者が、パートナーとして神様のためによい働きをするためには、時間をかけて話をして、お互いの癖もわかりあって、信頼関係を築いていくことが大切なんだと、お話してくださいました。

⬆「忘れることができない」と、右腕を大きく振っているところ。

近藤先生の奥様に初めてお会いしました。やっぱり夫婦って、雰囲気が似るんだな~。私たち夫婦を紹介して「高尾姉妹はブログを書いていて、夫婦の会話がおもしろいんだよ~」と言ってくださり、嬉しかったです。

出来事の順番とタイミングが少しでもずれていたら、神様に感謝して1日を終わることはできなかったと思います。

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