映画「LISTEN」を観て

土曜日に観ることのできなかった映画を観ることができた。

気合いを入れて、整理券1番。友達は2番。でも、WEBでチケット購入&座席予約した人が、優先されるの。最初に説明してほしかったな~。

椅子は座り心地よかった。50人くらいでいっぱいになるミニシアター。

平日の朝なので、観客は圧倒的に女性が多かった。今度は夫と観に行きたいな。

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前売券と整理券

大きな幹に寄りかかりながら。

浜辺で白い息を吐きながら。

集合住宅の屋上で。

安アパート?の和室で。

ゆるやかな風の中で。

からだいっぱいに思いをあらわす。

どんな人がどう生きてきて今ここにいるのか、説明は何もない。

ただ、出演しているろう者の、音楽についての考えや、どういう時に音楽を感じるか、口話教育のつらい経験などが字幕付きでシェアされている。

動だけじゃなくて静も感じる。止まってはいない。

そよ風のなかで、まっすぐにカメラを見つめ、静かな呼吸をしている人。

たばこの煙をくゆらす人。

遠くで、電車が走っている。時間は動いている。

そこにいる、存在している。

詩篇にある、セラ(休符)みたいなものかな?

夫婦が、見つめ合い、呼吸を合わせて、その呼吸が深くなっていって、大きなうねりとなり、何かを生み出し、互いの手の中で育てていく様子にはドキドキした。

祈りを感じた。

 

神様は私たちを表現する者、語りかけに応答する者として造られたことを思う。

ろう者も聴者も難聴者も、表現方法はいろいろあっていい。手話がわからなくても、無理に手話を読み取ろうとしなくていいと思う。すべての聴者にわかってもらうために映画を作ったのではない、難聴者・中途失聴者を排除するためでもないと監督の牧原さんが言っておられた。

トークショーのゲストは、小説家の丸山正樹さん。
著者「デフ・ヴォイス」を図書館で借りて、夢中で読んだ。この本に関しては、別の記事で書きたいと思っている。

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主人公はコーダです
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手話通訳者の位置を決めているところ。真ん中がいいという意見に。

UDトークで情報保障。漢字には、すぐに振り仮名がつく。誤変換の対応は遠隔操作なのだろう。表示は4行だけで、どんどん上に上がって消えていってしまうので、修正が間に合わないときもあった。

「写真はぜひ撮って、SNSでPRしてください」と司会者。

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観客(ろう者)の質問を、牧原さんがシャドウィングして、通訳者が読み取った音声がUDトークに反映されている。

映画のタイトル、LISTENの意味は何ですか?

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今度は牧原さんが質問に答える

聴覚的に音を「聞く」、HEARではなく、自分自身の内面を聴く、見つめるという意味でLISTENだそうです。

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