聞いてもらう

話を聞いてもらうのって大事。アドバイスやコメントを求めるのではなく、ただ、時間をかけて話に耳を傾けてもらう。それはお産婆さんみたいな存在だと思う。今で言う助産師さん。妊婦さんを励まし、声をかけ続け、産む力をサポートする人。

相手が聞こえない人だったら、話を伝えるために、相手の顔を見て、目を見て、話すことになるので、ますます時間がかかる。でも、私は本当は、人の目を見て話すのは苦手で、うつむきながら、とか、どこか一点を見つめながら、自分自身に確認を求めるように、ボソボソ話したいのだ。考えながら話すときは、特に。

教会のA先生がよく言われることばで、「産み出すには、あたためる必要がある。卵をからだの中であたためて、産むのにちょうどよいときまで成長させるのよ」というのがある。ことばも同じだと思う。ことばが口から発せられるには、まず、思いが与えられて、それを思い巡らす時間が大切。

「あ~ 疲れた~」とひとりごとを言うときとは違って、「神様、疲れた~」と口にするなら、しっかりと受け止めてもらったという感覚が内側に残る。本当に不思議。ことばの質量感、手ざわりを感じ取りながら、ゆっくりと御言葉を読むときと同じだ。

 

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