ところ変われば・・・

先週の木曜日の朝、叔母が危篤だと夫からのメール。

何時間も経たないうちに、お通夜と告別式を知らせるメールが来て、

「喪服とネクタイをもってきてもらえると助かる」と書いてあった。

週末の予定はすべてキャンセルし、夫の指示通りに切符を買った。

義母にはお昼ごろの到着だと伝え、持ち物など必要なものを聞いた。

 

翌日、義母はローカルな駅まで迎えに来てくれた。

お昼ごはんを共にすると、義母は出かける支度をし始めた。

お葬式のお手伝いの方が呼びにきたので、

私が玄関まで出て挨拶をすると、

「あれ~、留守番しに来たの?」と言われた。

「はい・・・???」 

はて、確かに留守番ではあるが。

 

義母は言った。

「明日はお葬式が終わったら、

 ひとりでここに帰ってきてもらわにゃ~いかん」

私「ええ~っ!」

義母「このあたりは、そういうしきたりになっとる。

 だいたい、村の会合に出るのは、男と決まっとるが。女は男の代理。

 お父さんは、お寺の掃除とか、めんどくさい仕事は私にやれと言った。

お父さんが倒れてからなんだよ、村の人たちと話すようになったのは。」

私「ええ~っ! 50年以上ここに住んでいても、ですかぁ?!」

義母「それまでは、外へ出る必要がなかったんだから。

 家のことだけやっていればよかった。

だから私はお父さん(入院中)の代わり。あと、息子2人。

だれかに、由希子さんをここまで送ってもらうように頼まにゃぁ~」

私「は~、そうなんですかぁ・・・」

 

てっきり斎場まで行くものと思っていたので、予想外の展開にびっくり。

というか、義母は、お葬式に私を呼び寄せるつもりはなかったみたい。

18時ごろになって、ドタバタとこの家の男性たちが職場からご帰宅。

 

ところが、マシンさん(義弟)が翌日仕事を休めないという話になり、

義母はさんざん小言を言っていた。

こういうのって、聞こえないほうがいいなあ。

お通夜か告別式か、どっちかに出ればいいじゃないの~と思うが、

田舎ではそうはいかないらしい。

手話通訳も忘れて2人の顔を交互に見てしまった。

義母はどう言い訳したらいいものかと私に助けを求めていたが

結局、私が彼の代理として斎場に行くことになった。

私は、夫と一緒にいられればそれでよかったのだ。

 

この話、まだ続きます。

 

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ところ変われば・・・」への1件のフィードバック

  1. ゆきちゃん、お疲れ様でした~同じ日本でも場所によってしきたりが違うのね。地方では、まだまだ男性中心の社会で、冠婚葬祭、地域の行事でも男性が出て行くのね。東京にずっといると分からないものよね。興味深い文化経験だったね!でも、落ちがすてきだな~と思いました。 まりこ

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